学校での生活
高等部 卒業生を送る会
3月3日(月)に、高等部全員で「卒業生を送る会」を行いました。
1、2年生は、それぞれの学年で出し物を準備し、3年生と一緒に楽しんだり、手作りの色紙をプレゼントしたりしました。3年生は1、2年生に向けて、感謝と激励の意を込めてミュージカルを披露してお返ししました。
送る側、送られる側が共に思い合い、心に残る楽しい時間を過ごすことができました。
1年生の出し物「ジェスチャークイズ」では、高等部での行事や学習にちなんだジェスチャーをクイズ形式で披露し、3年生に答えてもらって楽しみました。
2年生の出し物「思い出クイズ」では、3年生に実施した「思い出アンケート」より、思い出にちなんだクイズやインタビューを行って、盛り上がりました。
3年生は、ミュージカル「ありがとうの魔法」を披露して、1,2年生に感謝と激励の気持ちを伝えました。
最後に、1、2年生で花道を作り、3年生を拍手で見送りました。
「A型事業所学習会」、「特別支援学校 就労支援セミナー」
2月6日(木)に「A型事業所学習会」と、富山労働局主催の「特別支援学校 就労支援セミナー」が開催され、高等部1・2学年の対象生徒と、希望された保護者の方が「A型事業所ってどんなところ?」「地域における障害者雇用の現状」「在学中に頑張ってほしいこと」「働く(仕事)ことと、働く準備について」の話を伺いました。
講話を聞いた後、複数の生徒たちが講師の方々に質問をし、次年度の就業体験や将来の就労に向けて、今、感じている不安や疑問を解消し、気持ちを新たに取り組んでいこうという意欲を高める機会となりました。
プロから学ぶ野菜の育て方 (高等部作業学習園芸・食品加工班) ―とやま新時代創造プロジェクト学習推進事業-
2月20日(木)高等部作業学習の園芸・食品加工班では、とやま新時代創造プロジェクト学習推進事業の一環として、JAなんと特産振興課課長 武田 隆紀様を講師にお招きし、「プロから学ぶ野菜の育て方」の授業を行いました。
始めに、野菜を作るための土づくりやハウス内の作物を使った加工品づくりについての講話をしていただきました。次に、ハウスに行き、pH計を使った土壌酸度の測定や作物の収穫方法について実習をしていただきました。
生徒からは、「丁寧に説明していただいたので、分かりやすかったです。」収穫するときの実習があり良かったです。」「細かく土づくりや野菜の収穫方法について知ることができました。」などの感想がありました。
この授業を通して、教員にとっては、今後の冬期のハウスの活用方法について考える助けに、生徒にとっては、野菜を育てる上での土づくりの方法や肥料の大切さを再確認し、今後の活動への意欲を高める良い機会になりました。
小学部 委員会活動(4~6年)
小学部では、4~6年生が児童生徒会の委員会に所属しています。1年間を通じて、月に1回、中学部や高等部の生徒と一緒に活動してきました。
【ベルマーク委員会】
ベルマークの回収をしました。袋の中にベルマークが残っていないかを確認して、回収した袋に回収済みのシールを貼りました。
【保健・給食委員会】
新聞紙で作ったごみ袋の各教室への配付、献立表の記入、給食集会の準備などに取り組みました。各教室でごみ袋を使ってもらい、とても喜ばれました。
【図書・放送委員会】
図書室の本の整理や貸し出し、大型絵本の読み聞かせ、校内放送などに取り組みました。本の整理では、次の人が使いやすいように元に戻しました。
【体育委員会】
体育館のモップ掛けや器具庫にあるビブスの整理、ポスター作りなどに取り組みました。ポスター作りでは、みんなに運動を呼び掛けられるように工夫して作りました。
【美化委員会】
児童生徒玄関の下駄箱、玄関マット、廊下、プレイルームの掃除に取り組みました。廊下やプレイルームは、フロアワイパーを使ってきれいに掃除をしました。
【児童生徒会執行部】
児童生徒会では、「明るいあいさつ・元気なあいさつ」をテーマに、さわやか運動に取り組みました。
中学部 エアロビクス活動
1月、2月の金曜日の体力つくりの時間に、地域の指導員 税光詩子様を講師に迎え、エアロビクス活動を行いました。
生徒たちは、毎週のエアロビクス活動の時間がを楽しみにし、「南砺市の歌」や「WakaWaka」「はいよろこんで」「Bling-Bang-Bang-Born」など、人気の曲に合わせて歌ったり、大きな声でリズムをカウントしたりして、みんなで元気に体を動かしました。
小学部 5・6学年 生活単元学習「雪遊び」
1月の小学部5・6年生の生活単元学習では、雪遊びを行いました。
大雪が降る前だったので、雪が降った日には、「今日は雪遊びできるかな」と、雪遊びをすることを楽しみする声が聞かれました。
友達に「一緒に乗ろう」と声を掛けて誘ったり、滑り終わった後には、築山の上まで一緒にソリを運んだりするなど、みんなが楽しく遊ぶためのきまりを守って友達と一緒に楽しく活動しました。
高等部3年 消費生活講座
高等部3年生は、2月3日(月)に社会人生活講座の一環として消費生活講座を実施しました。講師として弁護士の小股清香氏、消費生活センターの中川英樹氏の2名をお招きし、消費者として契約で気を付けることや消費者トラブルに巻き込まれたときの対処の仕方についてご講話をいただきました。
講話後、生徒からは「お金を持つということは、よい面もあるが危ない面もあるということをスライドや動画を見て改めて知ることができた」や「契約をする際は内容をよく理解して契約することが大切だと思った」などの声が聞かれ、卒業後の消費生活について考える貴重な機会となりました。
小学部 クリスマス会
12月18日(水)に3・4年生、20日(金)に1・2年生、23日(月)に5・6年生が、クリスマス会を行いました。
楽しいクリスマス会になるように、ゲームや飾りの準備、音楽発表やダンスの練習に取り組んできました。当日は、訪問教育の児童もオンラインで参加して、練習してきた自分の役割を果たしたり、友達と一緒に楽しく活動したりすることができました。
1・2年生の様子
手作り楽器で演奏をしたり、サンタを作るゲームをしたりしました。
3・4年生の様子
音楽発表をしたり、クリスマスツリー運びゲームをしたりしました。
5・6年生の様子
プレゼント送りゲームをしたり、読み聞かせをしたりしました。
プロから学ぶ介護技術(高等部 生活サービス班) ―とやま新時代創造プロジェクト学習推進事業-
高等部作業学習の生活サービス班では、とやま新時代創造プロジェクト学習推進事業の一環として、9月12日(木)、9月26日(木)、10月31日(木)、11月28日(木)の4回にわたって、医療法人社団修和会 介護老人保健施設 葵の園・なんとでの「プロから学ぶ介護技術」の実習を行いました。
施設では、利用者の方への入浴後の整容(ドライヤー掛け)やお茶出し、コミュニケーション、自己紹介や歌を披露するレクリエーションを行いました。作業学習で練習してきたことを利用者の方に実践し、最初生徒たちはとても緊張する場面も見られましたが、スタッフの方から丁寧かつ分かりやすく指導していただいたり、毎回振り返って改善点を次の実習に生かしたりしていく中で自信を持って臨むことができました。
生徒からは、「レクリエーションの歌の披露で利用者の方が一緒に歌っていただいてとても嬉しかった。」「実際に利用者の方の髪をドライヤーして緊張したが、『ありがとう』と言ってくださり、緊張がほぐれた。」「コミュニケーションをとるときに恥ずかしくて自分から声を掛けられずにいたら、スタッフの方が『この方はこんなお話が好きですよ』と教えてくれ、話をするきっかけをくださった。その後、利用者の方と楽しくコミュニケーションがとれた。」「ベッドメイキングもやってみたいと思った。」などの感想が聞かれました。
この実習を通して、生徒にとっては作業学習での練習の成果と課題を確認し、社会への参加意識と就労に対する意欲を高める貴重な機会となりました。また、教員にとっては今後の作業学習で生かせる正しい介護技術などを知る一助となりました。