高等部の様子
高等部2学年 共同宿泊学習「自然の中で学び、楽しんだ共同宿泊学習」
7月10日(木)~11日(金)1泊2日で国立立山青少年自然の家へ共同宿泊学習に行きました。天気にも恵まれ、「集団活動のルール」「おもいやり、助け合い、協力」「係の仕事の責任」「時間を守る」などの目当てを意識しながら、充実した2日間を送ることができました。
1日目の沢登りやハイキングでは、緑豊かな自然の中を歩き、全員目標地点に行くことができました。レクリエーション活動では、班対抗の「ひっくり返しゲーム」「3択クイズ」を行い、友達と勝つための作戦を立てたり、アドバイスし合ったりして仲間と協力して活動を楽しむことができました。また、係活動では、自分の仕事に責任をもってやり遂げる姿に、生徒一人一人の成長を見ることができました。
2日目は野外炊飯でカレーライス作りを行いました。かまど係、食材係に分かれ、火をおこす、米を研ぐ、野菜の皮をむいて切るなどの活動に取り組みました。はじめは、怖がる様子が見られましたが、協力し合って美味しいカレーライスができました。
他にも、班ごとの食事、大広間での宿泊、大きなお風呂での入浴、くつろぎコーナーでのおしゃべりタイムなど、友達との活動を積極的に楽しむ姿がたくさん見られました。2年生の仲が深まり、友達の良いところをたくさん発見できた2日間になりました。
沢登り・ハイキング
ひっくり返しゲーム 野外炊飯:かまど係 野外炊飯:食材係
高等部 前期校内実習
2025年7月8日 高等部の様子
6月4日(水)から13日(金)までの8日間、主に1年生が来年度からの就業体験に向けて、作業を継続して行うことに慣れたり、働くために必要な態度や生活習慣を身に付けたりすることをねらい、前期校内実習を実施しました。
今年度は、基礎作業、服飾工芸、木工・園芸の3つの作業班に分かれました。
8日間の実習を終え、生徒からは、「疲れたけど頑張ることができた」「屋外の作業が好きだった」「報告がうまくできるようになった」「次回は○○班で体験してみたい」などの声が聞かれました。それぞれに成果や課題を見いだし、成長した姿を見ることができ、卒業後の進路を考える第一歩となりました。
<木工・園芸>
<服飾工芸>
<基礎作業>
高等部 運動会
2025年6月2日 高等部の様子
5月14日(水)に、高等部運動会を行いました。
今年のスローガンは「めざせゴール 応援 団結 あきらめない」です。
当日は、やる気がみなぎる晴天の天候になりました。開会式後のエール交換では、この日のために練習してきた生徒たちの熱意が伝わってきました。
競技は、徒競走と台風の目を行いました。生徒たちはゴールを目指して力いっぱい走ったり、友達と調子を合わせてバーを持って走ったりしました。たくさんの生徒が仲間に大きな声援を送っていました。最後の選抜リレーの前には赤団98点、白団134点と大きな差がありましたが、各団の代表は最後まであきらめずに全力で走る姿に会場は大きな拍手で盛り上がりました。
プロから学ぶ和紙作り (高等部作業学習 産業・生活基礎班) ―とやま新時代創造プロジェクト学習推進事業-
2月27日(木)、高等部作業学習の産業・生活基礎班では、南砺市平地区で「五箇山悠久紙」を生産している東中江和紙加工生産組合の宮本謙三様を講師にお招きし、和紙作りの伝統技法について学びました。
講話では、原料となる楮(こうぞ)の栽培から和紙になるまでの工程を教えていただき、DVDの視聴でも寒冷な自然の中で手間ひまをかけて作られる「五箇山悠久紙」について理解を深めました。和紙から様々な製品を作ることができ、宮本様が着ている上着は和紙から紡いだ和紙糸で織られていることを聞いて生徒たちは驚いていました。
生徒たち一人一人、紙すき体験も行いました。初めて持つすき枠でしたが、宮本様に手を添えてもらいながら原料をすくい取り、世界に一枚の和紙をすくことができました。生徒からは「ちょっと難しかった」「ゆらゆらするのが面白かった」などの感想が聞かれ、伝統の和紙作りの奥深さを感じたようでした。
高等部 卒業生を送る会
3月3日(月)に、高等部全員で「卒業生を送る会」を行いました。
1、2年生は、それぞれの学年で出し物を準備し、3年生と一緒に楽しんだり、手作りの色紙をプレゼントしたりしました。3年生は1、2年生に向けて、感謝と激励の意を込めてミュージカルを披露してお返ししました。
送る側、送られる側が共に思い合い、心に残る楽しい時間を過ごすことができました。
1年生の出し物「ジェスチャークイズ」では、高等部での行事や学習にちなんだジェスチャーをクイズ形式で披露し、3年生に答えてもらって楽しみました。
2年生の出し物「思い出クイズ」では、3年生に実施した「思い出アンケート」より、思い出にちなんだクイズやインタビューを行って、盛り上がりました。
3年生は、ミュージカル「ありがとうの魔法」を披露して、1,2年生に感謝と激励の気持ちを伝えました。
最後に、1、2年生で花道を作り、3年生を拍手で見送りました。
「A型事業所学習会」、「特別支援学校 就労支援セミナー」
2月6日(木)に「A型事業所学習会」と、富山労働局主催の「特別支援学校 就労支援セミナー」が開催され、高等部1・2学年の対象生徒と、希望された保護者の方が「A型事業所ってどんなところ?」「地域における障害者雇用の現状」「在学中に頑張ってほしいこと」「働く(仕事)ことと、働く準備について」の話を伺いました。
講話を聞いた後、複数の生徒たちが講師の方々に質問をし、次年度の就業体験や将来の就労に向けて、今、感じている不安や疑問を解消し、気持ちを新たに取り組んでいこうという意欲を高める機会となりました。
プロから学ぶ野菜の育て方 (高等部作業学習園芸・食品加工班) ―とやま新時代創造プロジェクト学習推進事業-
2月20日(木)高等部作業学習の園芸・食品加工班では、とやま新時代創造プロジェクト学習推進事業の一環として、JAなんと特産振興課課長 武田 隆紀様を講師にお招きし、「プロから学ぶ野菜の育て方」の授業を行いました。
始めに、野菜を作るための土づくりやハウス内の作物を使った加工品づくりについての講話をしていただきました。次に、ハウスに行き、pH計を使った土壌酸度の測定や作物の収穫方法について実習をしていただきました。
生徒からは、「丁寧に説明していただいたので、分かりやすかったです。」収穫するときの実習があり良かったです。」「細かく土づくりや野菜の収穫方法について知ることができました。」などの感想がありました。
この授業を通して、教員にとっては、今後の冬期のハウスの活用方法について考える助けに、生徒にとっては、野菜を育てる上での土づくりの方法や肥料の大切さを再確認し、今後の活動への意欲を高める良い機会になりました。
高等部3年 消費生活講座
高等部3年生は、2月3日(月)に社会人生活講座の一環として消費生活講座を実施しました。講師として弁護士の小股清香氏、消費生活センターの中川英樹氏の2名をお招きし、消費者として契約で気を付けることや消費者トラブルに巻き込まれたときの対処の仕方についてご講話をいただきました。
講話後、生徒からは「お金を持つということは、よい面もあるが危ない面もあるということをスライドや動画を見て改めて知ることができた」や「契約をする際は内容をよく理解して契約することが大切だと思った」などの声が聞かれ、卒業後の消費生活について考える貴重な機会となりました。